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2014年8月29日 (金)

広島土砂災害地へボランティアに行ってきました。

一昨日被災地(安佐南区八木)に友人とボランティアに行ってまいりました。(長文です)

いざ行こうと決めたものの、私は小柄なので
「わ、ちっちゃいおばちゃんがきた」とがっかりされたらどうしようとか、
転んで腰を痛めて周りに迷惑かけたらどうしようかとか不安がありましたが、
この夏連日のようにのこぎりやスコップ片手に長時間庭仕事していた私。
体力には自信があったので迷いを振り切り災害ボランティアセンターに向かいました。

臨時の駐車場として案内された近隣の小学校(先着30台)が偶然にも私の母校でしたが、
思い出に浸る間もなく急ぎ足で受付場所へ。

 

私たちボランティアはまず安佐南区総合福祉センターという場所で受け付けします。
(安佐北区にも災害ボランティアセンターがあります)
保険加入等の登録手続きをしてからシャトルバスで現地にピストン輸送されます。
すでに建物の外で長蛇の列ができていましたが朝8時半すぎには中に入り、
諸手続きをすませ、12人一組になり、その中からリーダーを決めました。

ところがいざ現地へとバスを待っていたのですがなかなかGOサインが出ません。

Photo
1200人が福祉センターの駐車場でじっと待機中。中には気分悪くなられる方も。

 

代表の方に聞くと被災地のニーズの収集や、それに対するボランティアへの具体的な指示等がうまくいかず、運営センターが混乱ている、とのことでした。

その上時折雨が降ってきたり現地がガス漏れしていると聞いた時は、
今日はこのまま中止かなと半ばあきらめていました。
が、3時間後(TT)にようやく準備が整ったようなのでバスで出発しました。

バスからの移動中、窓から土砂崩れした箇所を見た時は「ああ。。。」という悲嘆の声があちこちから聞こえてきました。

Photo_3
窓越しの携帯画像なので荒くてわかりづらいですが、一番被害がひどかった場所です。

Sh380753

サテライトと呼ばれる運営センターに着き、注意事項を聞いて要請されている家の被害状況に応じた清掃道具を貸りてグループで出発します。

Photo_6
個人宅なので画像を加工しています

バス通りからほんの数分でこう配のきつい被災地に着きました。
道路脇には土嚢やがれきが積み上げられ、山津波の爪痕を残しています。

 

局地的な豪雨で引き起こされた山津波の濁流は山を削り取り、木々をなぎ倒し、家と家の合間の道路を一気に流れていきました。角地の家は特に被害が深刻そうでした。

Photo_4

隣の地区に住む友人によると、ものすごく近い範囲でひどい所とそうでなかったところが混在していて同じ地域でも明暗が分かれている状態と言ってました。

Photo_8

ここは山すそのあたり。

この周辺でボランティアを、と要請があったのですが、
どこの家かわからずしばらくサテライトから細かい指示があるまで待っていました。
今すぐ泥や瓦礫の除去作業にとりかかれるところは沢山あるのに、
要請がある家じゃないと勝手に作業はできないのです。
すぐにお手伝いしたいのにできないジレンマ。(3時間以上も待ったから余計に)
グループリーダーが視察に行きましたが、土地勘もなく、専門家でもないので戸惑っておられる様子。
これは無理もないです。
指示する人はプロではありません。素人集団が選んだ素人の若いリーダーです。

突然若いインタビュアーが「どこから来たのですか?」と聞いてきたので「隣の市からです」と答えると「なんでですか?」と聞かれ一瞬返事につまりました。
デリカシーがないなあと思いながらもたどたどしく答えたんですが翌朝その番組を見たらやっぱりカットされてました。映りたくなかったので願ったりでしたけど。ふんだ。

ちなみにその番組の翌朝のタイトルが「広島土砂災害 ボランティア来ない町」

むっかー~~~~~~~~(-_-メ)

内容は

「ボランティアが機能しない理由としてはボランティアセンターの人手不足があげられている。被災地まで先導する人がいないことやボランティアを指揮する人が足りないということだ。ボランティアに来ている一般の人がこういった現場になれていないというのも理由の一つだ。」

ということでした。的を得てるところもあるけどタイトル端折りすぎ。失礼だよ!(TT)

 

すみません、話を元に戻します。

やっと指示が明確になって家に行くとすでに他のボランティアの方と家の方が車庫の泥のはきだしておられてて、私たちはその泥を集めて土嚢につめる作業をしました。
ここから先は写真を撮る暇などありません。

もくもくと作業開始です。
一人でも作業できるようにバケツに土嚢袋をかぶせて泥を詰め袋を取り出し路端に積んでいくわけなんですが、水分を多く含んだ粘土質の泥は重くて容赦なく服や顔に飛び散ります。
泥は汚水が混じったようなヘドロの匂いがしました。
途中目のあたりにも散り、洗おうとしても水がないのでタオルで拭いましたが、
今でもちょっとこめかみのあたりがごろごろします。
友人は泥のついたところ(手首)がいまだにかゆい、と言っていました。

 

ほぼ綺麗になると次は隣家の物置の泥をかきだすことに。
明るそうな家主さんだったので、バケツが足りなくなった時

「すいませ~ん、この植木鉢の土どけてバケツがわりに使っていいですか~?」と聞くと

「えーよえーよほんまありがと。もうなんでも使って。もうどうにでもして。いやほんまもうどーでもええ。ははは」と明るくて豪快な答えが返ってきたので場が和みちょっと救われました。

その後もグループで励まし合いながら泥をかきだし、
あっという間に3時間たち、終了時間になりました。
帰り際家の方に山ほどお菓子を差し出され、
遠慮すると「えーけえーけ」「またきてね」と友人のリュックにぎゅうぎゅうに詰めておられました。
不謹慎かもしれないけど、お手伝いする側はよっしゃーと元気に、かつ淡々とこなす=それでいいと思います。

住民の方にもよります。空き巣が入ってるところもあるので、外部から来た人にたいしてナーバスになっておられると聞きました。)

 

 

サテライトに戻るとみなさん泥だらけです。
長靴やスコップの泥を洗い流し、手をよく洗ってうがい薬でうがいをしました。
細菌を一杯ふくんだ泥は放置しておくと危険です

地元のボランティアの方々からおにぎりや漬物やパンをいただきました。ありがたいことです。

ここでも「また来てください」と言われ本当に嬉しかったのですが、実際のところ待機している時間が長く、もっとお手伝いできたのになあと物足りなさを残したまま被災地を後にしました。

 

 

                          ※

最後にこれからボランティアに参加しようと思っていらっしゃる方がいらっしゃったら参考になさってください。(募集は県内在住の方に限られます。)

長くなるので一旦たたみますね。

広島土砂災害への寄付・義援金&災害ボランティアまとめ

安佐南区社協ホームページ (ボランティア関係) 

↑社協のホームページに書かれているもの以外で個人的にあったら便利だと思うものは

①ゴーグル   

泥や砂ぼこりから目を守るためです。なければ入った時のために目薬を。

 
          

②片面が樹脂コートされた手袋(2つくらい)

こんなやつです。→

③軽量のリュックかウエストポーチで

 
汚れます。置くところありません。100均にナイロンタイプのシューズ入れでリュックにもなるタイプのがありましたがあれベスト。

 

④飲み物は水筒ではなくペットボトルで

上記理由からなるべく荷物は軽量で。

 

⑤ウェットティッシュ

サテライトで手が洗えますが水量が限られているので落ちにくいです。

 

⑥着替え

ドロドロになります。サテライトや福祉センターに簡易脱衣所があります。

後、サイトに書かれてある「スコップ」は足掛けタイプの大きい方なのか、ハンディタイプの方なのか迷う方がおられると思いますが、実際現地で使われていたのは大きい方でした。
でも現地にも用意されているので無理して持っていかなくてもOKです。
もし持って行かれる時は派手目のリボンなどつけて、目印をした方がいいです。

後あったらいいなあと思ったのは泥水を吐き出すためのデッキブラシちりとりでしたが、
これは被災地にもよるのかなと。 もうすでに運営側が用意しているかもしれません。

以上、持ち物に関して書きましたが、一番気をつけなければいけないのは「熱中症」です。

運営の方も

「脱水で倒れたりするとグループに迷惑をかけるし、被災者の方も悲しむことになる。」

やんわりと言われてましたが、要はグループ行動を意識しながら自己責任もしっかりとること、ということです。

この日平日だったので小学生の姿は見ませんでしたが、もし一緒に行かれる親御さんがいらっしゃったらしっかり見てあげてくださいね。

 

なんだか偉そうな物言いになってしまいましたが、

最後に運営側の立場から綴られているブログをご紹介します。

前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

声をあげている方がいるのにそこに派遣出来ない現状と安全を確保する事の大切さなど運営側も本当に歯がゆい思いをしています。」

「決して自分の為に動くのではなく 困っている方の事を考えて欲しいと思います。」

28日の記事から1部抜粋させていただきました。

 

 

 

 

27日は1200人がお手伝いしたそうです。
前日より400人増えています。
受付は12時まで、と書かれてありましたがかなり早い時間に締め切ったそうです。
昨日(木曜日)は8時半の時点で500人の長蛇ができてる、と報道されてました。

行方不明の方が分かればマスコミが落ち着き情報も参加者も徐々に減っていくと思われます。

今現在ボランティアの人数は足りているといえば足りているのですが
(肝心なところに)(適した方が)足りてないといえば足りてないのです。

今回私は女性や年配の方がいるグループにいて、二手に分かれて活動しました。
男性や若い人たちは我こそはと被害の大きい場所を希望されたので
私たちは比較的安全な平地で作業しました。
今度行った時にもし屈強な男性グループの中に入ってしまったらペースを乱すようで申し訳なく。。。
ボランティアしたい気持ちはあっても迷惑かけたらな、という迷いは依然あります。

そういった意味でも今は夏休みで戦力になる男子大学生も沢山いるので、
私は9月以降、運営側の体制が落ち着いてから友人ともう一度行ってみようと思います。
中3の娘も行きたがってますが、ちょっと保留にしています。

何かお聞きになりたいことがあればコメ欄からどうぞ。
私がわかる範囲でお答えしますね。

長文失礼いたしました。

 

※追記

・とてもわかりやすくまとめてある、最新お役立ちサイトです。↓
持ち物等も具体的に書かれてあります。

 

「広島土砂災害のボランティア情報をまとめました」

 

・ 安佐北区の災害ボランティアセンターは

安佐北区福祉センターです。

 

 

 

 

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